Monday, September 20, 2010

市民参加型の干潟調査会等のまとめ―その3

6月26日(土) 盤洲干潟or小櫃川河口干潟
どうもユハラです.
今回は盤洲干潟と小櫃川河口干潟で行われた市民参加型干潟調査会について報告いたします.
参加者は,東邦大学の生態ユニットコースの学生さん,木更津総合高校,袖ケ浦高校の生徒さん達です.各班のリーダー役として,本研究室の学生などが中心に担当いたしました.
この調査会は日本国際湿地保全連合(WIJ)のご尽力によって開催されました.


まずは前浜干潟での調査です.汀線際をA班として岸に向かってD班まで4班設置しました.
写真はD班の写真で最も岸に近い場所です.

D班の位置から,遠く沖合いにC班の人達が見えます.だいたい400mくらい離れてます.


前浜干潟の調査が終わり生物同定作業中です.各班のリーダーが指導しているはずです.


続いて,後背湿地の調査です.このように泥っぽい場所と塩生植物があります.このような広大な後背湿地を伴う干潟は全国的にも少ないです.
今回個人的に感激したのはハナグモリGlauconome chinensis の出現でした.近年東京湾では江戸川や新浜湖での確認が主であったので,驚きの出来事でした.


その4(谷津干潟と葛西西なぎさ)に続く.

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