Monday, May 31, 2010

若の浦に 

ユハラデス.

5月29日(土),30日(日)で和歌山県の和歌浦干潟に行ってきました.
5月30日に和歌浦での干潟生物調査研修会に参加するためです.


和歌浦の景観(干潟面)

私は日頃,東京湾の干潟が調査現場ですので,確認できるベントス種数は限られるの現状です.
今回初めて東京湾以外の干潟に足を踏み入れたのですが,この和歌浦干潟のベントス多様性には驚かされました.
以下に,東京湾では絶滅してしまったベントス種を紹介します.


イボウミニナ


ヘナタリ


ユウシオガイ


その他にも,初めて見るベントス種が次々に現れ,驚きの連続でした.

コゲツノブエ(左)とマルウズラタマキビ(右)

ハクセンシオマネキ


結局,2日間で約15種のベントス種を,この目で初めて見ることができました.
両日とも天候に恵まれ,何ものにも代え難い貴重な経験を致しました.


若の浦に 潮満ち来れば 潟を無み 芦辺をさして 鶴鳴き渡る
                              山部赤人

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